屋根棟積み直し工事(和瓦)

こちらでは傷んでしまった瓦屋根・棟部分の積み直し工事を行っていきます。

~工事前~

お伺いしたところ、棟部分の土台となる漆喰部分が経年劣化により崩れてしまい棟瓦がガタついており、このままではいずれ瓦そのものが崩れてしまうのも時間の問題です。

使用されている漆喰材に難があったことが起因とされ、お施主様もご心配のご様子で今回ではご相談した結果、棟積み直し工事を行うことになりました。

【粒子状になった漆喰材がこちら】

▲上記写真の様に雨樋の中にびっしり漆喰材が詰まってしまっていました。これでは雨樋本来の排水機能も失われてしまい不備が起きてしまいます。※工事中にしっかり掃除しておきました。

~工事中~

既設の瓦は再利用し、棟内部に使用している漆喰材・残土などを綺麗に撤去していきます。

新しい漆喰材を棟部に置きながら既設の熨斗瓦(のしかわら)を積んでいきます。この棟1段目が重要で、積み幅や水平などがわずかでも狂っていると、次の段へもろに影響してしまい積み上がった時にはガタガタに……などというケースも珍しくはありません。

弊社では熟練した職人さんが多数在籍しておりますのでご安心ください!

こちらは【寄棟】と呼ばれる屋根形状で、それぞれの棟がてっぺんに向かって寄せ集まっている様からこのように呼ばれているそうです。

棟合掌部もしっかり丁寧におさめていきます。

~工事後~

無事に工事完了しました。

棟は和瓦屋根の醍醐味でもあり、他の部位ももちろんですが、ここがしっかり仕上がっているかによって全体のバランスが大きく変わってきてしまいます。様々な角度から見て積み幅や水平、高さなどが均一かなど妥協できる要素は一つもありません。言い換えると、誤魔化しがきかないということです。

無知な職人や経験の浅い職人ではかなり難しい作業です。

お施主様も仕上がりをご確認して、大変満足していただき弊社としても嬉しい限りです。

こういった棟部分のズレや漆喰材の劣化が見られる場合にはメンテナンス時期と考えても良いかと思います。

 

弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。

地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

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