住まいの健康状態(屋根編)

皆様のお住いの健康状態はいかがでしょうか?

目に届きにくい高い位置にあることがほとんどで普段あまり気にすることもなく、気が付いた時にはすでに劣化が進行していた……なんてことはありませんか?

前回では住まいの外壁(付帯部含む)のご紹介をさせていただきましたが、今回では住まいの【屋根部分】についてどのような劣化状況があったり、またそれらに対してどういった対処法をしたら良いか、微力ながらもご紹介していきたいと思います。

一口に屋根と言っても、様々な屋根材・形などがありますがそれぞれの特性やメリット・デメリットなども合わせてご紹介していきます。

【瓦屋根】

◆漆喰材の剥離・色褪せ

◆棟部分のズレ・熨斗瓦(のしかわら)の脱落

◆破損・ズレ

古くから日本に伝わる伝統ある陶器瓦です。陶器瓦も現在では洋風な瓦など様々な種類がありますが、材質はどれも陶器で形成されています。基本的にメンテナンスフリーの屋根材ですので、耐久性だけでみれば他のどの屋根材よりも寿命が長いとも言われています。

ですが、その瓦に対し使用する物(付随するもの)は一生は持たないのです。上記写真でも分かるかと思いますが、漆喰材や棟の形成に使用する葺き土などは数年に一度は点検やメンテナンスが必要になってきます。放っておくと瓦のズレや脱落などの二次災害に繋がってしまいます。また、何らかの影響で瓦が破損してしまうこともありますが、瓦屋根は一枚単位での交換が可能(状況にもよる)ですので、雨漏りに繋がってしまう前に交換が必要です。

瓦屋根はとりわけ重量があるため地震などの影響を受けやすく、また瓦自身もその影響を諸に受けやすいです。

部分での補修も可能ですが、状況に応じた補修方法での対応や先々の事も考え、フルリフォームする方もいらっしゃいます。

【トタン屋根】

◆赤錆・穴あき・変退色

軽量金属で形成されているため、建物への荷重負担が少ないのと地震などの揺れには非常に強いのが魅力ですが、年数が経つと錆や穴あきといった症状が出てきてしまいます。金属の素地を保護するために数年に一度は必ず塗装工事が必要になってきてしまいます。放っておくと、塗膜切れから穴あきを引き起こし、雨漏りなどの二次災害へと繋がってしまいます。

劣化が重度の場合には、塗装工事に比べると高価になりますが貼り変えや既設屋根の上にカバーするカバー工法などがあります。

【スレート屋根】

◆クラック・破損

◆色褪せ・苔の繁殖

スレートとは、基材に対し無機彩石と無機化粧層で形成されており、その表面に塗膜(製品のグレードによって塗膜耐久年数に差はあります)が施されているものです。施工当時は美しいフォルムを保っているのですが、紫外線や降雨の影響でしだいに塗膜切れを起こし、クラックや破損などを引き起こしてしまいます。

原因としては、塗膜切れを起こしたことにより水分や湿気などを吸収してしまい、夏冬の寒暖差による製品の膨張・縮小を繰り返してしまうため、自然とひび割れや苔の繁殖などを引き起こしてしまいます。製品そのものは防水機能が無い為、塗膜での保護が必須となります。

さきのトタンと同様に、数年に一度は塗装工事が必ず必要になってしまいます。

劣化が重度の場合には、葺き替え工事や同様にカバー工法による改修工事が必要にもなりますので、劣化状況の経過観察は怠らない方が良いです。

他にも様々な屋根材が存在しますが、こちらに載せたのはほんの一例ですので少しでも参考にしていただけたらと思います。

また、劣化状況なども様々で場合によってはイレギュラーなものもありますので、原因が分からない・今の状態でも問題ないのか・対処法はあるのか……など、疑問や知りたいことなどがあればお気軽にご相談ください。

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

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