本庄市で傷んでしまった屋根瓦の漆喰工事を行いました。
お客様より「昨今の異常気象などの影響もあり、屋根の状態が分からないので点検して欲しい」とのお問い合わせをいただきました。
既設材は古来より伝わる日本伝統のいぶし瓦で、メンテナンスに関しては過去に一度もした事が無いとのことでした。
屋根材そのものに関しては、陶器瓦で基本的にメンテナンスフリーなので問題ありませんでしたが、仕上げ材として使用している漆喰材の劣化が著しく、葺き土の露出などもあり、あまりいい状態ではありませんでした。
お客様とご相談し、漆喰の詰め直し工事を行うことになりました。
その他にも修繕工事を行う予定なのですが、今回は漆喰工事の様子をご覧いただきましょう。
~工事中・後~
はじめに、古い漆喰材を剥がします。
漆喰工事を行う理由としては、葺き土を風雨などから保護する役割となりますので、とても重要な内容となります。
今回では、漆喰【白】での施工となります。
経験年数が若い職人さんだと、仕上がりにも大きく影響してしまいますので、やはり修練が必要となります。
訪問販売業者や通り一見の業者さんは、大抵この部類に当てはまります。
理由としては、数ある屋根工事の中でも比較的早く覚えられる内容だからです。小手先の感覚が身に付けば、早い人で1~2年で覚えられます。しかし、そこが逆に抜け穴となってしまい、お金欲しさのあまりに早熟のまま世間へ飛び出してしまう業者が後を絶ちません。
無事に工事完了しました。
私見ですが、ここ最近では技術を安売りしてしまう業者さんも多く、また世間の目も【クオリティーよりとにかく値段】【派手に宣伝したもの勝ち】といった認識になってしまっているように思えます。
弊社のような工事店の思いとしては、本来必要な対価を削ってしまうということは、手抜き工事などにも繋がりやすいですし、一番の理由は、
【職人さんのモチベーション】
ここに繋がると思います。
稀有な職種であればあるほど、将来的に成り手も減り、認知も薄れていき、やがて業界全体が衰退してしまうと思います。
磨かれた技術が失われてしまわないよう、この業界のこれからの発展を願います。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。 身の丈に合わない過度な宣伝や必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。 メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。