本庄市で屋根から頻繁に出入りしているコウモリの対策を行いました。
お客様より「この屋根からコウモリが侵入している形跡があるから見て欲しい」とのお問い合わせをいただきました。
一般的な瓦屋根に使用される袖瓦ですが、パッと見た限りでは何の問題も無いようにも見えますね。詳しく調べてみましょう。
袖瓦の下部から覗き込んでみると…、何やら隙間にビニール袋のようなものが詰め込んでありますね。
お話を伺ったところ、以前に塗装工事をした際に職人さんが気付いたそうで、お客様もまったく気が付かなったそうです。
こちらの袖瓦は、形状の性質上、袖瓦同士との重なりに隙間が生じてしまい、コウモリのような小動物でしたら容易に侵入してしまいますので、コウモリにとっては恰好の住処となってしまうという訳です。
加えて、この位置だけ隣家と距離が近く、日が差しにくいのもコウモリが集まって来てしまう原因のひとつとも言えます。
コウモリの習性として、暗い場所を好みますので、偶発的な条件が重なってしまったのでしょう。
お客様とご相談し、コウモリ除け対策を行いたいと思います。
~工事中・後~
下屋の位置関係から、脚立での作業が困難という事と、もしかしたら瓦内部にコウモリが巣喰っているかもしれないので、屋根からの作業となります。割らないよう慎重に瓦を外していきます。
袖瓦を外してみると…
案の定、コウモリの糞が大量に入っていました。これだけの量からすると、相当長い間出入りしていたんだろうなというのが予測できますね。動物というのは基本的に【帰巣本能】という習性があり、一度気に入った場所などを執拗に好み、仮に追い払ったとしてもまた元の場所へ戻って来てしまいます。
さすがにこれだけの量をそのままにしておくわけにもいかないので、綺麗に清掃してから瓦を戻します。
見ていて気持ちのいいものではありませんので、そろそろ本題に入りたいと思います。
上記写真のように、ケラバ間の重なりに生じる隙間が原因となりますので、この部分に板金材を取付けておくことにより、コウモリや体格の小さい鳥(スズメ)などの侵入を防ぐ事が出来ます。
たったこれだけで良かったのかと思う方もいらっしゃいますが、この技法はマニュアル化されているわけでもないので、弊社ならではのアイディアでもあります。過去の現場経験から、コウモリなどの小動物などの侵入を防ぐ効果的な工法として採用させていただいているものです。
この手順を繰り返し行い、工事完了となります。
これでもうコウモリが容易く侵入してくることも無いでしょう。
いかがだったでしょうか?
ただ、ひとつだけ注意しなくてはならないのが【侵入は失せげる】が【寄り付かない】ということではありませんので、くれぐれもご注意下さい。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
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