寄居町でケラバ補修工事を行いました。
お客様より「下屋のケラバが脱落してしまったので直して欲しい」とのお問い合わせをいただきました。
さっそくお伺いさせていただいたところ、下屋袖口の【ケラバ(袖瓦)】が見事に脱落しており、早急な対応とともに原因究明していきたいと思います。
何やら瓦のおさまりがおかしいですね。
正規のおさまりではないのも原因のひとつではありますが、それよりも一番の原因は袖口からの漏水による下地腐食ですね。
瓦の形状には【J型】【S型】【F型】などと、各形状に沿った名称があり、こちらの既設瓦は凹凸の無いフラットタイプであることからF型の部類に入ります。
上記写真で見ても分かるように、平瓦から横走りした雨水は必ずと言っていいほどケラバ側へ入ります。
当時の施工方法では、雨仕舞いに関して無知な部分も多く、のちのちケラバ脱落や下地腐食による雨漏りなどを引き起こしてしまうことも多々ありました。そうやって過去の失敗例などを元に、改善や試行錯誤を繰り返しブラッシュアップしていくことで、質の高い施工が生まれてくるということですね。
~工事中・後~
瓦を一度取り外し、下地補強や新たに【ケラバ下水切り】を設けておきます。
上記でもお伝えしたように、物理的に雨水が侵入してしまうことを事前に考慮し、あらかじめ捨て水切り(仕上がり時には外部に露出しなくなる部位もしくは隠し板金などとも呼ぶ)を入れておくことにより、雨水による下地腐食を防いでくれます。
登り木(野縁)を取付け、外しておいたケラバを元の位置に戻します。
当時は釘などで固定する事が多かったのですが、現在ではほとんど止水パッキン付きビスで固定する事が多いですね。
無事に工事完了しました。
これでもうケラバが脱落する事もなくひと安心ですね。
いかがだったでしょうか?
特に今から約20~30年前に施工されたものが対象となることが多いので、もしお住いの屋根で明らかな異常を感じたら点検することをお勧め致します。ただし、ここ最近横行している【※点検商法による詐欺業者】にはくれぐれも注意が必要です。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。 身の丈に合わない過度な宣伝や必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。 メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。