玄関庇・雨樋新設(くさり樋)

深谷市で玄関庇の軒に雨樋を新設しました。

お客様より「元々、玄関庇に雨樋が付いていなくて降雨時の雨垂れをどうにかしたい」とのご依頼をいただきました。

当時の設計の段階で気が付いてはいたそうですが、その時はさほど気にも留めておらず、実際に生活してみて不備を感じ、後々後悔してしまったとお話しされていました。

雨樋は生活の中で無くてはならないものですが、デメリットとして景観を損ねてしまうという美観性の問題があります。

排水処理をするために、必ず傾斜を付けなくてはならずその様が建物の景観を損ねるという理由で、稀に雨樋をあえて取り付けないという方もいらっしゃいます。代わりに跳ね水防止対策などを講じておかないと、外壁や基礎部分などに跳ねてしまい結果建物の寿命を縮めてしまいます。

~工事中・後~

こちらの玄関庇には破風板が無く、垂木がむき出しの仕上がりで【あらわし】という設計になります。

破風板が無い場合、雨樋の支持金具を垂木に取り付けるのですが、その際に垂木取付専用の金具を使用します。

金具の水勾配を確認するのに基準となるものがないため、水上・水下間で糸を流し水勾配を確認していきます。

まっすぐかつ緩やかに水下に向けて勾配を付けておきます。この作業を疎かにしてしまうと、雨樋を取り付けた際に排水不良を起こしてしまいますので、雨樋工事を行う上で肝心な工程になります。

写真左側が水上で、雨樋の一番高い位置になります。一方、写真右側が水下で排水位置になります。排水するポイントに集水桝などを設置します。

左右を比べてみると写真右側に向かって傾斜が付いているのがはっきり確認できますね。

最後に意匠性を高めるために、【くさり樋】を集水桝へ取付け、そのまま地面へ落とします。その名の通り、形状が鎖状になっていることからこの名が付いたそうです。

個別にあるチューリップ状の受け具に、したたり落ちる雨水を目で見て楽しむという日本人ならではの遊び心が垣間見えますね。

無事に工事完了しました。

特に玄関先なので、普段以上に丁寧に仕上げました。シルエットが何とも洗礼されていて綺麗ですね。

いかがだったでしょうか?

弊社では雨樋に関することは何でも対応しておりますので、今回のような少量工事でもお気軽にご相談下さい!

 

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