鳩避けネット対策工事

群馬県玉村町でソーラーパネルに群がる鳩による獣害対策を行いました。

お客様より「毎日のように屋根の上にあるソーラーパネル付近に鳩が集まってしまい、糞尿による獣害に悩まされている」とのご依頼をいただきました。

既に鳩たちが何羽も群がっており、まるで根城を守っているかのようにも見えました。

※少々汚い映像で申し訳ありません。

ごらんの様に、パネル下に巣を作り糞尿を繰り返していることにより、屋根はもちろん雨樋の中にもびっしり糞が溜まってしまい、かなり劣悪な状態でした。雨樋のすぐ真下にはベランダがあるため、迂闊に洗濯物も干せないような状態でした。

鳩もそうですが、スズメやツバメなどの鳥類というのは一度根城と決めた場所に対し、もの凄い執着心を持つ生き物と言われています。

これを【帰巣本能(きすほんのう)】と呼ぶそうです。

何度追い払っても、数分後に戻って来てしまい、らちがあきません。基本的に動物に関しては【鳥獣保護法】により、許可なく殺処分や捕獲が禁じられているので、非常に厄介なのです。

必然的に対処法も限られてしまい、(追い払う)(巣を作らせない)などといった間接的な対処法しかないのです。

いずれにせよ、生活に支障をきたすレベルにまで被害が及んでいるので、早急に対応していきたいと思います。

~工事中・後~

工事をする前に、パネル下の掃除を行っておきます。工事後は完全に隙間を塞いでしまうので必ず清掃してからの作業となります。鳩避け対策といってもあまり馴染みのないフレーズかと思いますが、大まかなイメージとしてはソーラーパネル下からの侵入を防ぐ事になるので、まずはネットを固定するためのフックを取り付けます。

フックに対し、エポキシ樹脂を主成分とする2液等量混合型の速硬化接着剤で固定します。2液を混合後、わずか5分程度で硬化を開始し、15分程度でほぼ硬化、1時間程度で実用強度に達します。

超速乾型なので、二人組で各分担ごとに効率よく作業を行わないと失敗することがありますので注意が必要です。

フック取付後、樹脂製のネットを均一的に張り巡らせます。風で飛ばされないよう、フックに引っ掛けた後にインシュロックなどでしっかり固定します。

パネル側と屋根側が対になるように、フックを固定します。

場所によってはネットの幅が合わないこともあるので、上手く調整しておきます。

無事に工事完了しました。

これで鳩が来ても、パネル下に潜ることはないでしょう。ひとつ誤解を招きやすいのが、今回の工事は鳩避け対策ではありますが

「鳩が寄ってこない」

ということではないので、ご承知下さい。鳩は寄ってきます。

雨樋に溜まった糞も清掃し、綺麗になりました。糞が溜まったままでは雨水の排水を阻害し、オーバーフローの原因にもなります。

いかがだったでしょうか?

弊社ではこういった害獣被害に関する対応もしておりますので、もし同じように鳩などの獣害にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

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