屋根棟積み直し工事(和瓦)

飯能市で屋根の棟積み直し工事を行いました。

知人のご紹介によりご依頼をいただき、さっそくお伺いさせていただきました。

母屋は格式のある和風造りで屋根も和瓦葺きの立派な棟積み仕様となっていました。ですが、経年劣化や近年頻繁に起こる地震の影響により、棟が崩れかけていました。紐付き熨斗瓦積みで段数も7段とかなり重厚感のある棟でしたが、いつ崩れてくるかも分からない状態でした。

写真だと少々分かりにくいのですが、この建物はなんと間口が約20m程あります。一般的な住宅の間口と言えば平均的に8~10m程が一般的なので、20mは相当長いです…こちらのお客様は昔、蚕(かいこ)の養殖をされていたとお話しされていました。

当時の建築物のスケールの大きさには圧巻ですね。

お客様もこの状態では不安だということで、今回では棟の積み直し工事を行っていきたいと思います。

~工事中・後~

さっそく工事開始です。

いかんせん、間口が20m近くあるのに加え、傾斜もかなりあるので屋根の上での移動もなかなか大変でした。

既設棟を解体し終えたら、葺き土と漆喰材が一体型のなんばん漆喰を使用しながら、棟を1段1段積み上げていきます。なんばん漆喰は1袋あたり(袋/約30㎏)ありますので、屋根の上で持ち運ぶのもひと苦労です。

三つ組みの鬼台を設置し、鬼瓦をこの上へ乗せます。

余談ですが、社寺仏閣などでは比べ物にならないくらい大きな鬼瓦を乗せますので、必ず複数人での作業となります。

 

 

無事に工事完了しました。

やはり長さが20mもあると果てしなく感じますが、そこは職人のプライドもありますから必ず完工させなくてはなりません。

棟の躯体も強固ななんばん漆喰を使用し、ステンレス線を用いて棟をしっかり固定してありますので、これでもう崩れる心配もありませんね。

いかがだったでしょうか?

弊社ではこういった屋根工事も得意としておりますので、屋根の補修や改修工事などをご検討の方はお気軽にご相談ください!

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。

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