屋根棟積み直し工事(洋瓦)

群馬県みどり市で屋根の棟積み直し工事を行いました。

お客様より「屋根の棟が傷んできたのが心配だから見て欲しい」とのご依頼をいただきました。

さっそくお伺いさせていただいたところ、既設屋根は和瓦ではありますが棟部分に関してはいわゆる洋風の棟仕様でした。

棟部分に使われている葺き土や漆喰材が剥がれており、かなり悪い状態でした。地上からの目視だけでは細かな部分まで確認出来ないので、現地調査を行う際に、実際に屋根まで登りしっかり確認することが大切です。

【谷樋(たにどい)】と呼ばれる、屋根が溝状に内側へ屈折している箇所で、雨を軒先へ排水させるために板金が施してあるのですが、こちらは銅製のものを使用されており、酸性雨の影響により腐食からくる亀裂が生じていました。

お客様にこのことをお伝えし、今回では「屋根棟積み直しおよび谷樋交換工事」を行うことになりました。

~工事中・後~

既設棟を解体し、葺き土や漆喰の残材を綺麗に回収しておきます。

瓦屋根は基本的にメンテナンスフリーとされているものですが、瓦にまつわるもの(付随する物)に関しては定期的なメンテナンスや補修などのお手入れは必要になります。

棟部分に(耐震棟金具)を設置します。こちらを使用することにより、近年頻繁に起こる地震などの影響にも耐えられる強度を発揮してくれます。

その耐震棟金具に(野縁)をビス等でしっかり固定します。これが棟の大まかな構造になります。

なんばん漆喰と呼ばれる漆喰材を十分な分量で詰めていき、綺麗に均していきます。従来の葺き土+漆喰材ではなく、防水性のある一体型なんばん漆喰を使用することにより、より強固な棟に仕上がります。

最後に、あらかじめ外しておいた冠瓦(6寸丸)を被せ、止水パッキン付きビスで固定すれば完了となります。

谷樋も一度解体し、新しい谷樋を取り付けていきます。

こういった【瓦×板金作業】といった職種の違う混同作業でも弊社は得意としています。

今回ではガルバリウム鋼板による谷樋を使用させていただきましたので、これでもう腐食することはないでしょう。

無事に工事完了しました。

今回の工事のタイミングとしては良かったと思います。5年~10年…とこのまま放っておいたとしたら、なお状況は悪化していたかもしれません。

その時期のタイミングで、工事内容は大きく変化します。

異変に気付いた時には手遅れに…といったケースも少なくはありませんので、定期的な点検やメンテナンスを日頃から心掛けることが建物の寿命を延ばす秘訣ではないでしょうか。

近年、悪質なリフォーム業者が多々横行しているのを目にしますが、その建物の劣化状況に対し必要以上の過度な工事を勧めたり、下請け業者などに丸投げで元請けは一切関与しなかったりと、リフォーム業の風評被害が後を絶ちません。

弊社ではそういった悪質業者の撲滅を自負しております。

もし悪質業者に勧誘などされた場合には、まずその場で即決(契約等)は絶対にやめましょう。

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。

地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

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