上里町で波板の交換工事を行いました。
お客様より「波板が風が吹くとバタバタして飛ばされそうで心配だから見て欲しい」とのご依頼をいただき、さっそくお伺いさせていただきました。
位置するのは二階ベランダ上の波板で、目視上では異常が無いようにも思えます。下からでは状況が分からないので登って確認してみます。
確認したところ、写真では分かりにくいのですが波板同士の重ね部が逆重ねで水返し側が上に重なってしまっていますね。
逆に重ねた反り上がり部が原因で風の影響を諸に受け、次第に留め具(プラフック)が何カ所も外れていたり保持力が低下し、ぐらついてしまっている状態でした。
お客様いわく、「7~8年前に外壁塗装をした際に、請け負った業者さんがついでにサービス工事で波板を交換してくれた」とのことで、すごく良心的なのは感心しましたが取り付けた結果がこの状態という疑問が残るものでした。当時お客様も業者さんにまかせっきりで特に仕上がりをチェックされておらず、取り付けてから1~2年後にバタバタ音がして違和感を感じたのがきっかけだそうです。
波板飛散の心配ももちろんですが、ベランダに面した部屋が寝室ということもあり、ガタつく音が気になりゆっくり就寝出来ないというストレスは計り知れません。近隣の方々にも迷惑が掛かってしまいますよね。
弊社では波板工事も得意としており、今回の件に関しては完全に施工不備が原因であることが伺えます。
【正しい波板の取り付け方】
▲上記写真の様に、波板は一枚の板に対し必ず左右で山なり・谷なりの構成になっており、それぞれを重ねていくのですが風雨が重ね部から吹き上がらないように必ず山なりが上、谷なりが下になるように重ねなくてはなりません。
【正しい重ね方】
原則として二山半重ねが正しい重ね幅になります。風雨を十分に促すのには最低でも二山半は重ねが必要となります。
波板交換の時期としても波板はおよそ7~10年目安での交換をお勧めしていますので、今回の件を機にお客さまとご相談し、波板交換工事を行うことになりました。
~工事中・後~
コストを抑えるために今回では足場無しでの作業となります。
慣れている職人さんでも安全には注意しながら、取り外しおよび取付をしていきます。
真夏真っ盛りで暑い毎日が続きます。職人さんも暑さ対策で最近流行の空調服が涼しげです。
無事に工事完了しました。
今回では既設と同じ【ポリカ・ブロンズマット(摺りガラス調)】で施工しました。
ブロンズ系統は主に遮光効果(熱線カット)が期待でき、テラスやベランダなどにあまり光を取り入れたくないという方にお勧めです。
クリア系統は設置場所が日陰で採光をなるべく取り入れたい、テラスなどを明るくしたいという方にお勧めです。
シーンによって使い方も様々ですしお客様のニーズに合った選び方が出来ます。
台風シーズン到来で、お客様もこれ以上被害が大きくなる前に交換が出来て良かったと大変喜ばれていました。
波板とは言え、各使用箇所でしっかり役割がありますし放っておいて自然に直るものでもありませんので、日常生活の中で違和感や不備に感じることがあればまずはお気軽にご相談下さい。無料にて点検・診断致しております。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。