~安心して暮らせる屋根を~

皆さんこんにちは!

住まいにとって無くてはならない【屋根】

今現在、住まわれている住宅の屋根。時代の流れとともに様々な屋根材やデザインが数多く普及してきました。

そんな中でも今回は【瓦屋根】について少しお話していきたいと思います。

【瓦屋根の構造について】

一般的な瓦屋根の構図になります。(※屋根材によって多少仕様の変化はあります)

日本特有の瓦は非常に高い耐久性に優れており、基本的にはメンテナンスフリーとされています。陶器の湯飲み茶わんなどをイメージしてみて下さい、よほど故意に破損などをさせなければ、ほとんど劣化しないのと同じ原理ですね。

しかし、この【瓦】にまつわるもの(瓦屋根を施工するにあたり付随となるもの)に関しては、実は一生は持たないことがほとんどなのです。瓦がメンテナンスフリーだからといって、点検などを怠ってしまうと思わぬ被害に遭ってしまいます。

 

 

瓦屋根に関してどのようなことに気を付ければ良いか、要点となる箇所をご紹介していきます。

①【瓦のズレや破損などが無いか?】

ごらんの様に、瓦のズレなどはありませんか?

このような現象が起きてしまうのには、いくつか原因はありますがそのほとんどが【下葺き材】の劣化によるもので、瓦そのものはまったく問題がないのに、「なんでだろう?家が古いから?」と疑問に思われる方は沢山いらっしゃいます。

 

 

【下葺き材に劣化が無いか?】

最初の瓦屋根構造の写真から追っていくと、屋根を雨から守るために一次防水として(屋根材)、二次防水として(下葺き材・防水紙、またはルーフイングとも言います)の二重構造になっています。

さきもお伝えしたように、瓦そのものはまったく問題が無くても、この下葺き材はそうもいかないのです。長い間、屋根内部の湿気や風雨に晒されているため、経年劣化により亀裂や破損が生じてしまいます。(立地環境にもよる)

その寿命も使用する下葺き材によって違いますが、おそよ20~25年ほどになります。この下葺き材が屋根の生命線とも言われ、屋根材だけをメンテナンスしても「雨漏りが止まらなかった。」「余計雨漏りするようになってしまった。」などといったケースも少なくはありません。

無理もありません、瓦はあくまで一次防水。構造上の問題で、強い雨風や台風時の時には少なからず屋根内部(下葺き材)にまで雨が到達しているからです。雨を完全にシャットアウトしている…わけではないのです。

 

③『瓦桟は腐食していないか?】

上記写真の横一列に打ち付けてある材木を(瓦桟・かわらざん)と呼びます。

こちらも瓦屋根の形成を保つために非常に重要な役割をしています。

雨は少なからず屋根内部に侵入します、そうなった時にこちらの瓦桟も雨の影響を受けてしまい、やがて朽ちて腐食してしまうのです。これが原因で、先ほどの瓦ズレが生じてしまうのです。

 

④【室内や天井に雨染みなどは無いか?】

雨漏りを認知するタイミングとして、こういった症状が現れ始めてから気付く事がほとんどではないでしょうか?

「あれ?こんな雨染みあったっけ?」「最近、ポタポタ雨が落ちてくる」

雨漏りに気が付いて、初めて業者への依頼や相談されることが多いと思いますが、この時点で既に何かしら劣化している証拠です。こうなってしまうと、屋根だけではなく室内の補修なども発生してしまい、余計なコストが掛かってしまいますね。

 

これらを未然に防ぐためには、日頃からの点検や定期的なメンテナンスなどが必要になってきます。特に注意が必要なのは

◆過去に一度も屋根のメンテナンスをした事が無い

◆築年数が20年以上経過している

◆最近雨漏りするようになってきた

といった、上記内容に該当するような方には、特に注意していただきたいです。

 

総じてお伝えしたいのは、根からの雨漏りや瓦ズレなどに関してのほとんどが、これらによる劣化症状が原因】と考えて良いでしょう。

 

いかがだったでしょうか?

弊社では、地域の皆様により快適に暮らしていけるためにも、少しでもお役に立てればと思います。

屋根に限らず、お住いの建物の無料診断も致しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

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