梅雨・台風シーズンに備えて(外壁編)

皆様、こんにちは!

前回お伝えした【屋根編】に続き、今回では【外壁編】としてお伝えしていければと思います。

お住いの外壁と言えば、外観の顔と言っても良いくらいメインとなる部分ですよね。外装部の中でも特に面積も大きく、それに伴うメンテナンス費用なども大規模となります。

しかし、メンテナンスのタイミングを逃してしまうと想定していたものよりも大掛かりな工事になってしまったりと、取り返しのつかない事になりかねません。そこで、今回は劣化症状をいち早く見極めて、余計なコストが掛からないよう皆様にお伝えしていければと思います。

ケース① 外壁クラックについて

お住いの外壁材で、経年劣化によるクラックなどはありませんか?

これらも単にひび割れているだけではなく、場合によっては危険性のあるものもありますので注意が必要です。

上記写真は比較的、軽微な部類に入る【ヘアークラック(髪の毛ほどのひび割れ)】と呼ばれる現象になります。

一般的に【0.5mm以下】のものを指すのですが、この程度のものであれば早々に雨漏りに繋がることはありませんので、要観察して頂き、必要に応じてメンテナンスを検討するのが良いでしょう。

一般的に、外壁塗装などの際に並行してクラック処理されることがほとんどです。

ただ、放っておくと次第にひび割れは広がっていきますので、注意が必要です。

こちらは【0.5mm以上のクラック】になります。

早急に補修をしないと危険なレベルを指し、最悪の場合には外壁ごと補修や外壁貼り替えなどの大きなメンテナンス費用が発生してしまう可能性があります。

ただ、いずれも【縦方向のクラック】で、侵入した雨水は下方向へと流れるので早々に雨漏りするという訳ではありません。

クラックスケールと呼ばれるもので計測すると、より分かりやすいでしょう。

これから外壁の工事を検討している方は、これらに注意しつつ検討されることをお勧めします。

特に注意が必要なのが、こちらの【横走りしているクラック】になります。

こちらは、縦方向のクラックと違い、ほぼ真横にクラックが入っていることにより、雨水を受け止めてしまいそのまま外壁内部へと雨水が侵入してしまうケースがあります。

さきのヘアークラック程度のものであれば早々には雨漏りには直結しないのですが、場合によっては雨漏りしてしまいますので出来るだけ早めに対応した方が良いでしょう。

汚れや苔などとは違い、雨漏りに直結する可能性が高いので、これからの時期に備えておきましょう。

ケース② シーリング材の劣化

外壁材にも様々な種類があり、先ほどご紹介したものはほとんどがいわゆる塗り壁タイプと呼ばれるもので、外壁材に継ぎ目などがなく高級感ある意匠性に優れたものになります。

一方で、外壁材との間に継ぎ目が存在する、サイディングタイプによく見られる劣化現象で、外壁板間に必ずシーリングによる防水処理を施してあります。

ただ、これらも一生持つものではなく、7~10年程(立地条件や環境下による)で劣化してしまいます。

外壁板間には必ずシーリング処理が施してあり、これらも経年劣化により当然劣化してしまいます。

外壁内部には透湿シートなど、二重で防水処理はしてあるので早々に雨漏りに直結する可能性は低いのですが、放っておき過ぎるとさらに悪化してしまうので、出来るだけ早めに補修などの対応をするようにしましょう。

外壁板間のシーリングが切れ、外壁同士との密着力低下や、紫外線あるいは内部通気層の確保が出来ていない場合、このように板間付近が反り上がる現象が発生してしまいます。

また、一度反り上がってしまった外壁材は二度と元には戻りません。

簡易的にビスなどで締め直したりも可能ですが、サイディングの性質上あまりお勧めはしません。

締め過ぎによるサイディングの破損や欠損が起きやすいので、反り上がりがあまりにも激しい場合は、かえって何もしない方が良いケースもあります。

いかがだったでしょうか?

お住いの外壁材も屋根同様に、皆様が思っている以上にダメージを受けているので、日々の経過観察や雨漏りの発生が無いかなど、注意しておきましょう。

このくらいなら自分で…と思いがちですが、DIY補修ではかえって始末が悪くなったりすることもありますので、なるべくプロの業者に依頼するようにしましょう。

 

 

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