リフォーム業における組織構造について

こんにちは!今回ではリフォーム業界における目に見えない構造について紐解いていきたいと思います。

近年では突然ご自宅に訪問販売などの手法で営業している業者さんを多く見かけますが、担当者はもちろんその会社は果たして本当に自社で工事を行っているのでしょうか?場合によっては大きな責任問題へと繋がりかねません。

そこで、そういった目に見えにくい裏事情にメスを入れていきたいと思います。

ステップ①

◆【丸投げ】と【任せる】とついて

丸投げとは?

仕事を請け負った業者がそれを他の業者に、利ざやは稼いで、まるまる請け負わせること。比喩的に、人任せすること。

任せるとは?

他者の行動や外界の変化のままにする。もしくは、自分のすべきことを他に頼んでさせる。または、ゆだねる。

語源からするとどちらも似たような意味合いにも聞こえますが、実は全然意味合いが違うのです。

「自分本位の都合のいい依頼」が丸投げに当たります。一方で任せるというのは、まず最終目的を共有し、期限・優先順位・要求レベルを伝えた上で、後の細かいやり方などに関しては相手に一任するスタイルです。任された成果物に関してはすべての責任を持つことが徹底されることを指します。

これらの事由を踏まえた上で、発注側である元請け会社と実際に工事をする下請け会社との間に大きなズレが生じやすいのです。

◆イメージ図

訪問販売会社あるいは大手ハウスメーカーなどは、一律してどちらも仲介手数料や営業マンの人件費などが工事費に上乗せさせられていることがほとんどですよね。ここまでは金額の高い安いだけの話になりますが、問題は施工の品質や管理などの面です。

下請けや孫請けに工事を依頼する場合

◆この仕様はこうするように言いましたよね?

◆この材料はこの色でやるように指示しましたよね?

などといった、このご時世によくある【言った・言わない】の責任転嫁問題です。

このトラブルが圧倒的に多いのです。では、なぜこのような問題が起きてしまうのでしょうか?

それは、業態にもよりますが担当者が無知で、工事側の背景がまったく理解できていなかったり(下請け業者などと段取り・打合せ等が出来ていない)、自分は下請けに発注すれば責任は何もないから関係ない。などと、自分本位の都合で勝手に責任を切り離してしまいがちだからです。

もちろん、その担当の人件費も全体のコストとしてカウントされますので、じゃあ365日現場で監視するか……というわけにはいきませんよね。

◆イメージ図

会社の規則でその場で契約をしなければならない、成約が決まれば自分の給料に反映する、契約を逃すと上司に怒られてしまう……など、理由は様々ですが、この矛盾を表すのが上記のようなイメージ図ですね。

何が問題かというと、

◆下請け業者とのコミュニケーション不足による打合せ漏れや管理不足

◆担当者が現場サイドにまったく関与しない(最悪の場合、成約時・集金時のみしか現場に現れない)

要点をまとめると

お客様~工事業者との間に各担当者や営業マンなどが間に多数入ってしまうと、最終的に工事を行う業者への伝達漏れや意図したことが違った風に伝わってしまったりと、結果トラブルの原因になってしまいます。

ですが、これらの事情は依頼者(お客様)からしてみればまったく預かり知らぬことです。

こうなってしまうと、依頼者も当然不安になりますし、やっぱり頼まなければよかったなぁ……など、悲観的になってしまいますよね。

こういった状況にならないよう、よく分からず工事を依頼してしまい後々泣き寝入りしないためにも、これから工事の契約をされる場合には【丸投げ問題】には十分に注意して頂ければと思います。

 

ステップ②

◆営業会社にありがちな【各地方に支店あります】の背景

よく目にするリフォーム会社さんで、各エリアに支店あります!とありますが、果たして各支店ごとで施工の品質やお客様へのサービス提供など、一貫して満足いく内容なのでしょうか?

先ほどの記述のように、日本全国各地方に支店があるの?!となれば、真っ先に大手ハウスメーカーさんや有名企業さんなどが頭に浮かびますよね。さぞ技術力や現場管理などもお墨付きで、任せて安心!と思いがちですが、近年ではこういった消費者の先行イメージを巧みに利用した悪質な業者が増えています。

これらの会社規模ともなれば、それ相応の管理能力・会社の組織力など高い水準レベルが求められます。まして、全国規模ともなればなおさらですよね。

ですが、実際にはどうでしょう?マンションの一室や賃貸、テナントなどに拠点を構えていることがほとんどで、常に無人であったり活気があるようには見えないことが見受けられます。

そんなところに職人さんが常備しているとはとても想像できませんよね?少なからずその片鱗として工具や機材、使用する材料などが置いてあるのが一般的ですが、そういったものも一切置いておらず「本当に自社で施工しているのだろうか?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、まさにその通りなのです。

つまりは、上記記述でもお伝えしたようにこれらの業態は【丸投げ会社】である可能性が高いのです。

仕事を下請け業者に下ろすだけの営業マンのみが在職している営業会社であるということが伺えますよね。各地方に営業マンを派遣し、その宿舎的な意味合いで拠点を設けているということです。

そこから地元の業者さんや職人さんを手配し、工事を行うスタイルになりますが、これであれば直接工事店さんに依頼した方が良いのでは?とつい、考えてしまいますよね。常備ではない施行業者をその都度手配するので、工事の品質にもバラつきも出てしまいますし、これではほとんど工事店ありきではないでしょうか?

【各エリアに支店がある】というアドバンテージを巧みに利用し、地方へ宣伝している業者には警戒が必要です。

 

いかがだったでしょうか?

このように目に見えないからくりが数多く潜んでいるのです。こういった業者の目的としては、まず自分たちの利益を上げることに執着していることがほとんどです。間違ってもその場で契約を迫られてきた場合には、冷静に対応し一旦は引き取ってもらう・身近にいる知り合いの業者さんや、馴染みの工務店さんなどに相談することをお勧めします。

間違ってもその場で契約はしないことですね。

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。

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