一般住宅などでもおなじみの【塗装工事】ですが、その中で屋根塗装工事についてご紹介していきます。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが皆様は(毛細管現象)という現象をお聞きしたことはありませんか?
左記写真の様に、コップに注いだ飲み物に対し差したストロー内部の飲み物の方が水位が高くなる現象。
これが【毛細管現象】と言います。
細い空間の中を液体が浸透していく物理現象です。
実はこれ、屋根でも発生している現象なのです。特に多いのは(スレート屋根・コロニアル・カラーベスト)などの屋根材に発生しやすい現象なのです。
これと屋根塗装が何が関係するのかというと、屋根材の施工方法に大きく関係しているのです。
屋根材同士の重なり部分から水分が吸い上げられ、未塗装であればまた出口から排出されるのですが塗装工事をした場合、【ある事】をしていないと上記写真のように塗膜で水分の出口が塞がれてしまい、屋根材や下葺き材を留めつけている釘やステープルピン部分から漏水してしまうのです。
この【タスペーサー】と呼ばれる、屋根材同士に密着した塗膜との縁を切るためのものです。
~施工例~
ハンマーや皮すきなどで屋根材同士の隙間へ差し込んでおきます。
一般的にはスレート材1枚に対し、踏み割れ防止などを考慮し2カ所差し込む(ダブル工法)が主流です。
屋根材に差し込んでおくことで、未然に毛細管現象による漏水を防ぐことが出来ます。塗装工事をした直後の雨漏りの原因はほとんどがこの毛細管現象によるものです。
パッと見た目ではまったく異常が無いように見えるので、「雨漏りしているのに原因が分からない」とお悩みになる方は実際に多いです。
もし、これからご自宅の屋根塗装をご検討の方は少しでも参考にしていただけたらと思います。
劣化状況によって塗装では工事出来ない場合には、別項目【屋根カバールーフ工事】を推奨します。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。
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