屋根葺き直し工事

群馬県伊勢崎市で雨漏りが原因による屋根葺き直し工事を行いました。

お客様より「3年ほど前から二階の屋根から大雨の時に雨漏りするようになった」とのご依頼をいただきました。

既設屋根は和瓦で日本瓦特有の入母屋造りでした。雨漏りの起因となる箇所が、化粧棟(下り棟とも呼ぶ)周辺からの雨漏りでした。

雨漏りの原因となる箇所の瓦を外してみたら、下葺き材に亀裂が入っており、おそらく横殴りの大雨の時に雨水が差し込んだのではないかと推測します。経年劣化による下葺き材の劣化が原因ですね。

基本的には瓦そのものはメンテナンスフリーとされるものですが、その瓦にまつわるもの(付随する物)は定期的なメンテナンスや交換などが必要となります。今回は下葺き材の劣化が原因となり、雨漏りに繋がってしまっているのでお客様とご相談し、既存の瓦を再利用した【屋根葺き直し工事】をご検討いただく形と行うことになりました。

【屋根葺き直し工事とは?】

既設の屋根材を再利用し、その屋根材にまつわるもの(下葺き材貼り直し・瓦桟新規打ち付け・新規棟積み直し…)などを総合的に行う工事。葺き替え工事と比べ、既設屋根材を再利用出来るのでコストパフォーマンスが良いが、現在も依頼主様が住まわれている事がほとんどなので、工事期間中の入念な雨養生が求められる。

※ただし、葺き直し工事を行う条件として

◆既設の屋根材が再利用出来る状態にあること。

◆屋根躯体(野地板など)の安全性が十分であること。

など、一定の条件を満たしていないと施工不可の場合もありますので、工事を行う前に必ず現地での調査が必要となります。

今回の診断の結果、いずれも問題がなかったので葺き直し工事で進めていきたいと思います。

~工事中・後~

はじめに既設の棟や平瓦などを解体し、下葺き部分を綺麗に清掃していきます。この際に解体した瓦は再利用となるので、なるべく破損しないよう慎重に扱っていきます。

既設防水紙の状態です。工事中に破けたものも多少ありますが、特に雨漏りしていた周辺はかなり状態が悪かったので、長い間雨水が差し込んでいたのがわかります。

新しい下葺き材(ゴムアスファルトルーフィング)を敷き直し、瓦を固定するための桟木を打ち付けていきます。

この桟木は溝付き瓦桟で、万が一雨水が屋根内部に侵入しても、素早く軒先方向へ流れるようにあえて溝が切り込んであります。雨漏りをさせない秘訣は(一秒でも早く屋根外部へ雨水を排水させる)ことです。

平瓦や役物瓦などを葺き戻していきます。工事期間中、幸いにも降雨はなかったので比較的安心しながら工事が出来ましたが、梅雨時期などの雨が降りやすい時期の工事はあまりお勧めしません。

平瓦を葺き戻し、各所棟を積み直して工事完了となります。

仕上がり時は施工前とあまり変わり映えが無いのが泣き所ですが、下葺き材からしっかり直してあるので、これでもう雨漏りに悩まされる心配もありませんね!

いかがだったでしょうか?

雨漏りでお困りの方や、屋根保持メンテナンスをご検討の方などがいらっしゃれば、診断や点検・お見積りなどすべて無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください!

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。

地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

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