こんにちは!
先日、瓦屋根ガイドラインについての説明会に参加させていただきました。
担当講師には瓦ではお馴染み、(株)鶴弥さんにお越しいただきました。
【瓦屋根ガイドラインとは?】
1995年、阪神淡路大震災の瓦屋根被害をきっかけに建築業の自主基準として発足されたものです。ですが、各業態の認知度の低さや近年起こりうる自然災害に耐えうるべく、令和4年1月より旧ガイドライン(平成13年制定以来、平成18年一部改訂(追補)、平成23年一部追加)の規定に沿って旧ガイドラインでは不十分な記載が無かった施工方法についても、さらに充実が図られ定められたものである。
非常に長い規定なので割愛させていただきますが、詳しくは国土交通省より案内されている記事をご覧ください。
~ガイドラインについての説明および規約~
【Microsoft PowerPoint – ã•’01工剎床咂ㆂ㕂.pptx (mlit.go.jp)】
今回の令和4年1月より改定となった瓦屋根ガイドラインですが、一番の起因としては2019年・千葉県房総半島で起きた台風がおもなきっかけとなっており、日本の住宅屋根の不十分な施工が露呈してしまう形となってしまいました。
どの建築物にも限度はありますが、そんな中でも瓦屋根は基本的にメンテナンスフリーな、日本が誇る逸材であることは確かです。
ですが、それらをより一層安全で安心な瓦屋根にするべく、しっかりと裏付けされた施工方法などを定めるべく今回のガイドライン改定に至るということです。(※多少嚙み砕いて説明しています)
古くから伝わる【瓦屋根】ですが、ガイドライン改定にもとづき瓦の固定方法などが改正されました。従来であれば、必要とされる各箇所のみ固定で、その他に関してはこれといった規約はなかったのですが、より強固で安全な屋根造りにするため瓦屋根の場合には全箇所緊結固定が定められました。要するに、全箇所釘あるいはビスで固定しなくてはならない。ということですね。
これらに該当するのがまず(新築工事)ですね。
新築工事の場合には、定められている工法以外での施工は認められず、またそれらを怠った場合には法令違反となり、施工不適合とみなされてしまいます。その場合、無償での補修対象となります。
このトラブルを未然に防ぐためには、各業態ごとで施工写真をしっかりと撮っておく必要があります。
論より証拠の時代ですから、施工写真の撮影はもはや必須ですね。
今回のガイドライン改定に紐づき、どういった製品が該当するかというと、上記写真にある(粘土瓦・セメント瓦)にあたります。瓦は丈夫である反面、他のスレート材や金属屋根材に対し重量が最大の泣き所でもあります。一枚当たり、およそ(枚/約3㎏)ほどありますので、その分地震などの揺れに影響されやすいのです。
そういったデメリットを改善するべく、今回のガイドライン改定は必要であると考えます。
一方で、今現在住まわれている住宅はどうなの?と気になる方は多いと思いますが
基本的には
(ガイドラインテキスト参照)
既存の瓦屋根の構工法としては、現状と同じ仕様でも良いとされています。ただし、その建物の新たに増改築などを行いその建物に屋根がある場合にはガイドラインの規定に該当するそうです。
現状と同じ仕様でも良いのですが、出来ることならより良い施工方法で工事してあげるのが好ましいですね。
いかがだったでしょうか?
屋根は住まいを守る大切な部分です。より良い住まいを確立するべく、これからも改善はされていくことでしょう。
弊社では、かわらぶき一級技能士をはじめ瓦工事技士など瓦にまつわる有資格者が多数在籍しております。
ですが、気を緩めることなく正確に裏打ちされた理論にもとづき施工を行うよう心掛けています。また、従業員全員がこのことをしっかり学び、共有し、職人1人1人の施工品質にバラつきのない、確かな工事店としてこれからも研鑽していく所存です。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。