
上里町で、屋根葺き替え工事を行いました。

お客様より、「屋根瓦が重いので、軽量瓦にしたい。何か良い屋根材は無いか?」とのご依頼をいただきました。
既設屋根材は、当時流通した(セメント瓦)で、今現在は廃盤品となっております。セメント瓦は基材そのものには防水機能が無いため、表層に塗布した塗膜で保護してある状態です。定期的な塗装メンテナンスが必要なのと、一枚当たりの重さが約3~4㎏ほどあるため、屋根躯体に掛かってくる重量もかなりのものです。



過去に一度塗装工事をされているようで、状態としては比較的良好でしたが、お客様の強い意向で、軽量瓦に葺き替えたいとの事でした。様々な屋根材がある中で、軽量かつ高耐久性・高耐衝撃性の条件を満たすものとして、ケイミューさんが開発された、次世代のハイブリッド屋根材である【ROOGA(ルーガ)】があります。
【ROOGA(ルーガ)とは?】
瓦としての重厚感を持ちながらも、その重量は一般的な陶器瓦に比べて、約1/2という軽量設計となっております。それほどの軽さを備えつつも、素材そのものが粘り強くて割れにくく、屋根材としての基本性能も水準以上という優れもの。
軽さと強さ、という相反する特性を合体させたケイミュー独自の複合素材による、次世代性能の屋根材となります。
簡単にまとめると、陶器瓦のような丈夫さと、金属屋根材のような軽さを併せ持った屋根材と言った方が分かりやすいかもしれませんね。
お客様とご相談し、今回ではケイミューROOGAでの葺き替え工事となりました。
~工事中・後~



はじめに、既設瓦や下地などを撤去していきます。
葺き替え工事は、この一連の作業にかなり時間と労力が掛かってしまうため、最低でも5人以上の作業員が必要となります。作業中の降雨などの心配もあるので、初日は非常に重要となります。


すべての屋根材を撤去し、ゴミなども綺麗に片付け、新しいルーフィングを貼ります。今回は特に雨漏りしているという訳ではなく、既設野地板もしっかりしていたので、構造用合板増し貼りは無しで、直にルーフィングを貼りました。
ここまで進めれば、突然の大雨でもとりあえずひと安心ですね。


下地・瓦揚げの様子です。
ROOGAは、従来の瓦桟工法の他に、直接屋根に施工する直貼り工法もあるのですが、直貼りだとちょっと心配だったので、今回は瓦桟工法を採用しました。いずれにしても、軽量であるがゆえに一枚一枚すべて釘留め固定となるので、まぁまぁ大変です。

仮並べをしてみました。
自然石のナチュラルな風合いもあり、まるで無垢な石板のようです。非常に綺麗ですね。


本体施工の様子です。
一枚当たりの大きさは一般的な陶器瓦の約2倍ほどありますが、重量は陶器瓦約一枚分相当(約3.8㎏)となるため、陶器瓦の約半分程の重さという事になります。本当に軽いですよね。


最後に棟役物を仕上げれば、完成です。
大棟は、ROOGA純正の換気役物となっており、冠下部の開口から空気を循環させられます。
いかがだったでしょうか?
真夏の作業という事もあり、暑さや急なゲリラ豪雨との戦いでもありましたが、無事に工事を終えられて良かったです。
単に、葺き替え工事とは言え、工事を行うことにより様々な付加価値も生まれ、建物にとってもたくさんのメリットがあります。
もし、屋根の事でお悩みの方がいらっしゃれば、お気軽にご相談下さい!

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