深谷市で傷んでいる棟板金および下地の交換工事を行いました。
お客様より「訪問販売業者に指摘され、心配になったので点検をお願いしたい」とのお問い合わせをいただきました。
ここまではよくある話ですよね。ですが、その業者さんは下から目視しただけのようで、果たして本当に屋根の状態を把握しているのかちょっと怪しいですよね。これではお客様も不安になるのも無理もないでしょう。
たまたま弊社の広告をご覧になったようで、今回ご用命頂きました。
とりあえず屋根の状態を確認してみましょう。
既設屋根はスレート屋根で、その棟部分に使用している板金や下地などに、経年劣化による不備が見られます。
これはもはや仕方がないことかもしれませんね。
棟板金の芯材でもある(貫板)が木製であるがために、経年による肉痩せは必ず発生してしまいます。当然、芯材が劣化すれば固定している釘類も保持力低下となり、強風により棟板金の飛散に繋がってしまう…という、負のスパイラルでもあります。
お客様に状況報告し、やはりせっかくメンテナンスするのであれば、今以上の物で改善したいとの事でした。
弊社より、近年主流となりつつある(樹脂製貫板)をご提案し、ご納得されたご様子でしたので今回では樹脂製貫板での棟板金工事となります。
~工事中・後~
棟板金の生命線でもある貫板の様子です。
直接雨に濡れていなくとも、湿気や外気で木製の物は劣化してしまいます。また、当時は固定方法が釘(しかも鉄釘)であったため、打ち込んだ部分に亀裂が入っているのが分かります。これは、熱伝導による釘の膨張が原因です。
この状態で棟板金を保持していると思うと…大丈夫かなと思ってしまいますよね。
既設棟板金と貫板撤去を終え、ここから新しい芯材となる(樹脂製貫板)の登場ですね。
人口樹脂で生成されているので、写真で見ても芯材の天敵である水分をしっかり撥水しているのが分かりますね。
木製貫板よりも高価になってしまいますが、その耐久性は抜群です。
ただ、使用上注意しなくてはならないのが、貫板同士を繋ぎ合わせる際のクリアランス(隙間感覚)です。
材質が樹脂製(プラスチック)であることから、寒暖差による自然伸縮が発生してしまいます。伸縮率はわずかなものですが、貫板同士をピタッと繋いでしまうと、伸縮による動きを緩和出来ず、歪んで破損してしまう恐れがあります。
この作用を知らずに施工している業者さんは意外と多いです。
棟板金を被せ、最後に端部処理(シール等)を行い、工事完了となります。
使用している部材が違うというだけで、基本的には施工方法は従来通りとなります。
いかがだったでしょうか?
お客様からのご要望があれば、樹脂製貫板での施工も承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。 身の丈に合わない過度な宣伝や必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。 メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。