寄居町で、瓦屋根の葺き直し工事を行いました。
お客様より、「先日のゲリラ豪雨で雨漏りしてしまった」とのお問い合わせをいただきました。
既設屋根材は、日本瓦でパッと見た限りではこれといった異常はなさそうですが、おそらく内部的要因がありそうですね。
瓦を数枚剥がしてみたところ、案の定下葺き材がボロボロの状態でした。
これでは、吹き込んだ雨水が室内まで入ってしまうのが容易に確認出来ます。特に屋根瓦の特徴として、強い風雨の際に、各ご家庭で漏水量に差はありますが、ほぼ必ずと言っていいほど瓦と防水層の間へ入ってしまいます。
そこで、この防水紙が非常に重要となってきます。
お客様に状況のご説明をし、今回は既存瓦を再利用した葺き直し工事を行うことになりました。
~工事中・後~
瓦を剥がしてみると、下地の状態がかなり悪いのが伺えますね。
これでは防水紙があるようでないようなもので、防水紙としての機能を果たせていない状態です。
屋根を清掃し、耐久性のあるゴムアスファルトルーフィングを使用します。ルーフィングにも様々なものがあり、用途によって使い分けたり、また耐久グレードもありますので、今回のような雨漏り案件では、出来る限り上等品を使用してあげた方が良いでしょう。
ルーフィング・キズリ・瓦桟を施工し、下地処理は終了となります。
今回は、防水紙と瓦桟との間にしっかり層間を設ける為、キズリ(縦桟)を採用しました。理由としては、吹き込んでしまった雨水を屋根内に長時間停滞させることなく、軒先方向へ排出する効果に優れているという点ですね。
図解で見ると分かりやすいですね。
ポイントは、【速やかに雨水を排出する】ということになります。
例え下葺き材などに異常がなくとも、長時間雨水が停滞しているとじわじわ雨が入ってしまうので、よくあるケースとして
◆点検したら異常が無いのに雨漏りしている
◆目視ではどこから雨漏りしているのかが分からない
といったお問い合わせも実際にありますので、屋根の構図を把握する事が大切ですね。
下地を終え、剥がしておいた瓦をふたたび納めれば葺き直しの完了となります。
内部作業となるため、仕上がってみると当然ながら元と同じ状態になりますので、作業をした実感が沸きにくいところがあります。なので、施工中の写真をしっかり撮影し、お客様へ提出する事がある意味一番重要な部分かもしれませんね。
いかがだったでしょうか?
夏場という事もあり、急なゲリラ雷雨が多発しています。雨漏りの予防対策を検討中の方や、現在雨漏りしてしまっている方などは、メンテナンスを考えておいた方が良いかもしれませんね。
雨漏りとは言え、色々なケースもあり、修繕方法もまた様々です。今回はほんの一例となりますので、状況に応じたご提案を致しております。
雨漏りにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談下さい!
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
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