本庄市で屋根の棟積み直し工事を行いました。
お客様より「屋根から漆喰のゴミが落ちてきて、屋根の状態が気になる」とのお問い合わせをいただきました。
既設材は和瓦で、過去に一度もメンテナンスはしていなかったとの事です。地上からの目視ではなかなか細やかな部分までは確認するのは難しいため、実際に屋根に登ってしっかり確認していきたいと思います。
その他にも漆喰の剥がれなどもあり、メンテナンス不足であることが伺えますね。
当初の予定では、漆喰の詰め直しをご希望されていたそうですが、弊社の総合的な判断として、(棟積み直し工事)が妥当だと判断しました。漆喰工事と棟積み直し工事は、言語の響きは似ているのですが、まったく別の工事内容となります。
ご検討の際には誤認されないよう、しっかりとしたヒアリング等が必要となります。
~工事中・後~
はじめに、既設棟を解体し、積み直すための準備を行います。
大まかに説明すると、基本的には瓦そのものを再利用し、棟の内部構造をやり替える内容となります。
なんばん漆喰を適量に配置し、熨斗瓦を叩いて水糸のラインに合わせて調整していきます。
棟積み直し工事の難しい点として、なんばん漆喰の配分量や熨斗瓦の沈め方など、やはりどの職業でもそうですが、三日三晩で出来るものではありません。しっかり経験を積んだ職人さんだからこそなせる日本伝統の技術だと自負しております。
施工前と比べ、棟のラインがまっすぐになりました。
見た目だけではなく、強度も格段に上がっていますので、これでもうズレてくることもありませんね。
鬼瓦にも丁寧に漆喰を巻きます。
こちらの鬼瓦は(影鬼)といい、背中が空洞になっているタイプです。その空洞に対し、漆喰で影のような施しをする様から、その呼び名が名付けなれたそうです。(※諸説あり)
いかがだったでしょうか?
近年では、親方世代の引退・若手の職業離れ・成り手不足などさまざまな問題もありますが、弊社としては、しっかり後世にも残していきたい職業ではないかと思います。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
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