防水工事(ウレタン通気緩衝工法)

美里町で、屋上屋根の防水工事を行いました。

お客様より「離れ建物の屋根から雨漏りしているので、見て欲しい」とのお問い合わせをいただきました。

こちらは、母屋と併設している車庫で、屋根部分がフラットな【陸屋根】でした。四方がパラペットになっており、屋根が囲まれているような状態ですね。その囲まれた中で雨水の排水を行わなくてはいけないので、防水層が生命線となります。

最近は雨漏りしていなかったそうですが、過去に雨漏りしたとの事でしたので、入念に調査していきたいと思います。

既設防水仕様は【FRP防水】で、至る所に亀裂や表層が隆起して剥がれてしまっている状態でした。

一般的に、防水層は表面のトップコートにて保護されている状態ですが、完全にトップコートが劣化しており、紫外線や雨水の影響により下層部の防水層にまで劣化が及んでしまったのではないでしょうか。

お客様とご相談し、雨漏りしている防水層に有効な【ウレタン通気緩衝工法】にて施工する形となりました。

~工事中・後~

防水層を清掃、下地処理などをおこない、絶縁シートを貼っていきます。

防水層の天敵は水分です。一見、表面が乾燥しているように見ても、内部に湿気などが停滞していると自然現象で脱気したがる(湿気が外に逃げようとする)性質があります。そこでこの【絶縁シート】を既設防水層に貼る事で、新たに施工する防水層との間に層間が生まれます。簡単に説明すると、下部からの湿気を抑えてくれる効果があります。また、既設防水層の下地の動きにも対応しており、仮に内部で表層剥離などが起きても、表面にまでは影響しないので安心です。

ウレタン塗布をする前に、上昇する湿気を排出させてくれるのが、こちらの【脱気筒】です。

絶縁シートはあくまで湿気を抑え込むものなので、それらを逃がす役割となります。設置する目安としては、おそよ50㎡~100㎡あたりにつき一ヵ所が一般的となります。

今回は完全な屋上で、ほぼ人間が歩行する事もない場所なので、防水層の真ん中に設置しました。

ベランダなどでは、人間が歩行したりすることが多いので、歩行の妨げにならない場所でかつ水上側に設置することが多いです。

ウレタン塗布後に、防水層を保護するためのトップコートを塗れば完了となります。

これでもう雨漏りする事もないですし、およそ10~15年目安で経過観察をおこない、次回からは基本的にトップコートのみのメンテナンスで済ませられるので、初期投資は高価になってしまいますが、中・長期的に防水層を保持する事が出来ます。

いかがだったでしょうか?

ベランダや屋上などの防水層で雨漏りしている場合には、お気軽にご相談下さい!

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