上里町で屋根から雨漏りしているお住いの改修工事を行いました。
お客様より「過去に色々な業者さんに視てもらったが、一向に雨漏りが止まらない」とのお問い合わせをいただきました。
お客様曰く、箇所的に屋根からの漏水ではないかとの事で、既設屋根材は化粧スレート材でした。一見、何の問題も無いように見受けられますが、果たしてどうでしょうか…?
まずは室内の様子です。
確かに、目視でもはっきり分かるくらい明らかな雨染みが出来ており、何らかの原因があるのは間違いなさそうですね。
小屋裏からの様子です。
隅木付近に抱き着いている垂木が、現在は乾燥してしまい少々分かりづらいのですが、漏水して色が黒く変色しているのがよく分かりますね。しかし、通常の施工であればここまでの漏水はあまり考えにくいのですが、屋外の方もしっかり確認してみましょう。
よく見てみると、細やかなクラックや緩勾配による強い雨風の際に、隅棟内部に吹き込んでしまったのではないかと推測します。
特に緩勾配の場合、屋根材を雨水が横走りして隅棟内部に漏水してしまいやすいので、恐らく一番の原因はこれではないでしょうか。
事前に下地の状況も確認し、カバールーフ工事でも問題ないので、今回ではGMルーフでのカバールーフ施工となります。
~工事中・後~
ちょうど施工前に先日の降雪により、屋根に雪が積もってしまいました。
仕方ないので、まずは雪おろしからスタートです(泣)
雪もかきだしておけば、溶けるのは比較的早いのでようやく本格的に工事が進められますね。
今回、特に注意しなくてはならないのが【隅棟】です。緩勾配による雨水の横走りに注意しなくてはなりません。
ただ、単純にカバールーフ工事を行えば良いか…といったらそうではありません。
実際に、「カバールーフ工事をしたのに雨漏りする」といったお粗末な話も耳にします。
上記写真のように、【隅棟捨て水切り】というものをあらかじめ設置しておきます。”捨て”というのは、建築用語で、最終的に仕上がった段階で、表面上からは見えなくなることを指します。実際にモノを捨てるわけでないです(笑)
弊社では毎現場、必ず使用していますが、中には何もしない業者さんも居るようですね。
無事に工事完了しました。
屋根カバールーフ工事を行うにあたり、注意しなくてはならないのが
①屋根勾配
②雨漏りしている・あるいは過去に雨漏りしたことがある
③下地の状況(躯体・下地等に著しい劣化や腐食がないか)
になります。
いかがだったでしょうか?
ここ最近では、経済が不調の中、安売りを得意げにしている業者や、必要以上に宣伝を派手にしている業者など…様々ですが、どれもよくよく考えてみると視点がすべて【業者の目線】なんですよね。
こういった世の中だからなのか、創意工夫をしなければ受注できないというのも分かりますが、受注することに一生懸命で、本来我々のような業者の”存在意義”を見失っているように見受けられます。
綺麗ごとかもしれませんが、弊社はあくまでいち工事店として、プライドを持ち続けていければと思います。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。 身の丈に合わない過度な宣伝や必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。 メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。