腰葺き銅板屋根工事

本庄市で酸化して穴開きしてしまった銅板屋根の改修工事を行いました。

お客様より「以前から雨漏りしていて、直そうと考えていた」とのお問い合わせをいただきました。

既設屋根は立派な腰葺き屋根で、格式のある建物でしたが、軒桁周りに使用している銅板が酸性雨などの影響により、穴開きが数多く目立ちました。

【腰葺き屋根とは?】

【腰葺き屋根】とは、銅板葺きと瓦葺きを組み合わせた屋根の名称となります。

軒先から軒桁芯くらいまでを銅板等の金属屋根で葺き、軒桁から上部を瓦葺きで葺かれた形状の事を指します。

建物の格式を上げる役割があり、古来より伝わる伝統的な施工方法ですね。

特に銅板は高価なため、近年ではコストを重視する建物が増えたため、一般的な住宅であまりお見受けする機会がなくなりましたね。

シーリングなどの簡易的な補修でも対応可能でしたが、お客様の意向により同質材である銅板での改修工事を希望されていました。

さっそくご覧いただきましょう。

~工事中・後~

まずは軒先に使用している軒一文字瓦を外し、葺き土などの異物を清掃します。

この状態から瓦側の一段のみ銅板でカバーするイメージとなります。

あらかじめ採寸しておいた銅板を一枚一枚カバーしていきます。

銅材は他の一般的な金属と違い、油分と相性が悪く、取り扱いにはかなり神経を使います。

汗・皮脂油・手袋(ゴム製)など、これらがひとたび触れてしまえば化学反応を起こし、油垢となりしっかり残ってしまうため普段以上に気を使わなくてはなりません。

銅板葺きを終えたら、剥がしておいた軒一文字瓦を葺き戻します。

再利用となるので、破損・欠損しないよう慎重に納めていきます。

無事に工事完了となります。

夏季ということもあり、職人さんも吹き出る汗を必死に抑えながら作業していたので、かなり根気のいる作業となりました。

また、銅の特性として元々の赤褐色からやがて緑青(ロクショウ)と色味が変化していきますが、それはそれで建物の歴史を感じることが出来るので一つの風情ではないでしょうか。身近にあるものとしては10円玉で例えると分かりやすいでしょう。

いかがだったでしょうか?

弊社ではこういった銅板を扱った工事なども扱っておりますので、お気軽にご相談下さい!

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

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