屋根一部葺き直し工事

神川町で屋根一部分の葺き直し工事を行いました。

お客様より「いつ頃かは分からないが、裏の雑木林が倒木してしまい屋根が傷んでしまった」とのお問い合わせをいただきました。

パッと見た限りでは問題なさそうに見えますが…

軒先唐草が激しくズレていたり、袖瓦が破損していたりとこのままではいずれ雨漏りを引き起こし、余計なメンテナンス費用が掛かってしまいます。

幸いにもその他の部分に関しては特に問題なかったので、破損してしまった瓦の補てんも含め、今回では一部分のみ屋根葺き直し工事を行うことになりました。

~工事中・後~

まず初めに既設瓦を必要範囲内で剥がし、その下にある下地材などを撤去および清掃しておきます。

ルーフィングは無理に剥がす必要も無いのでそのまま残しておきます。

やはり雑木林に隣接しているということもあり、下地内部にまで落ち葉がみっしり堆積していました。この落ち葉が原因で雨漏りしてしまうことも稀にありますので、お住いの立地条件は重要ですね。

腐食していた野地板も部分的に交換しておきます。

垂木までは腐食が進行していなかったので、屋根表面の野地板などを貼り替えます。

合板を必要なサイズにカットして、腐食していた部分へ貼ります。これで野地板の補修が完成したので、屋根を再び元に戻していきます。これを【葺き直し】と言います。

葺き直しは主に、既設屋根材を再利用しその内部である(下葺き材や下地材)を交換あるいは補修することを目的とした工法となります。

特に雨漏りしてしまっている屋根の場合には非常に有効な工法となります。(※ただし、下地の状況や既設屋根材の耐久性によっては葺き替え工事を推奨する場合もあります)

ルーフィング・瓦桟などを取付け、瓦を元へ葺き戻していきます。

基本的には瓦は再利用となりますので、破損しないよう注意しながら施工していきます。

すべての瓦を元に戻し工事完了となります。

この葺き直し工事は、施工前と施工後とでほとんど変化が無いのも特徴のひとつでもあります。

よくお客様から「一体、何の工事をしたの?」などご質問されることがありますが、下地材を新しくすることにより、より強固な屋根へと生まれ変わっています。雨漏りの心配もありません。

最大のメリットとしては、瓦屋根の場合、範囲を絞った部分的な補修が可能ですので必要以上の予算を掛ける心配もありません。

いかがだったでしょうか?

今回の葺き直し工事は雨漏りしている屋根には非常に有効的で、葺き替え工事よりも安価ですので、もし雨漏りなどにお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい!

 

 

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