秩父市で屋根瓦の棟取り直し工事を行いました。
お客様より「訪問販売業者に屋根の劣化を指摘され、心配だから見て欲しい」とのご依頼をいただきました。
既設屋根はひと昔前に流行した(セメント瓦)で、主成分が防水性の無いセメントで形成されており、その基材に対し塗膜で紫外線や風雨などから守られている状態です。ですが、屋根環境というのは想像以上に過酷で、外壁などと比べ紫外線や風雨の影響を諸に受けやすく、劣化の進行は早いです。
経年劣化による表面の塗膜切れから水分を吸収しやすく、膨張・縮小を繰り返しひび割れやクラック、防水性の低下により苔や色褪せなどを引き起こしてしまいます。
メンテナンスフリーの陶器瓦に比べ、こちらのセメント瓦はおよそ20~30年程の耐久性はあるものの、塗装などの定期的なメンテナンスが必要となります。
棟部分から微量ながらも漏水しており、棟の心木(野縁)が腐食しています。こうなることにより、瓦を固定している釘やビスなどの保持力が低下し、瓦の飛散や脱落が起きてしまいます。
お客様にこのことをお伝えし、ご納得された様子でしたので今回では【屋根瓦棟取り直し工事】を行っていきます。
~工事中・後~
まずは、既設の棟を一度解体し古い葺き土や野縁などを撤去していきます。
ここで新たに(棟用耐震金具)を屋根へと設置し、棟部分の耐震性を強化していきます。ひと昔前はこの工法は無く、いずれも耐震性に難があったため改定され、現在ではガイドライン標準施工方法の一つとして挙げられます。
耐震金具に新たに野縁をビス等で固定し、それらを覆い被せるかのように防水シリコン配合の(なんばん漆喰)をまんべんなくかつ綺麗に塗布していきます。
最後に、あらかじめ外しておいた棟瓦(7寸丸)を先ほどの棟部分に被せ、防水パッキン付きビスでしっかりと固定して完了となります。
よく質問されるのが「見た目が何も変化がないけど、本当に工事したのか?」というご質問を頂くのですが、弊社では施工前・施工中・施工後の工程ごとに必ず写真を撮影しています。昨今では、工程を省いた(手抜き工事)や(契約内容とは違う工法で工事をされた)などというお話をよく耳にします。ちゃんと工事はした!と、口で説明されようが確かな証拠が無ければ立証するのは難しいでしょうね。
論より証拠……ってやつですよね。
いかがだったでしょうか?
確かな信頼を得るための近道はありません、地道な活動と努力こそが何物にも代え難い【信用・信頼】ではないでしょうか?
弊社では、街の御用聞きとなるべく、皆様に最高の工事をご提供することが恩返しではないかと考えております。
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。
地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。