屋根棟積み直し工事(和瓦・ガイドライン工法)

上里町で棟積み直し工事を行いました。

お客様より「他の業者に屋根の指摘をされ、半信半疑ながらも一抹の不安が残るので地元の業者さんに見てもらいたい」とのご依頼があり、さっそくお伺いさせていただきました。

築30年余りで和風造りの邸宅で、数年前に下屋の葺き直し工事はしたが上屋の瓦は何もしていないとのことでした。

点検も兼ねて見させていただいたところ、特に棟部分に関しては経年劣化による熨斗瓦(のしかわら)のズレ、棟の番線切れ、漆喰の剥がれなどが多く見られメンテナンス不足であることが伺えました。

弊社の見解では【棟積み直し工事】が妥当だと判断致しました。

疑問に思ったのが、今回の依頼のきっかけとなる他業者の見解です。

「漆喰工事をすれば大丈夫です、工事をするのに足場が必要になります。」

と、言っていたそうでお客様からお話しを伺いました。

他業者は訪問販売業者でしきりに悪いところなどを指摘してお客様と接触し、なおかつ実際に屋根にも登って写真も撮ったそうです。ですが、撮影した写真も少なく肝心の名前も名乗らず名刺も無かったそうです。

まず怪しい点は

①名刺が無い(名前を名乗らない)

②この劣化状況にふさわしくない不適切な見解

③不必要に足場組みを要求する

④見積金額が異様に高い

⑤現場調査内容が曖昧、写真も少ない(虚偽の可能性あり)

少なくともこの情報だけでもまともな業者ではないことが分かりますね。お客様も契約寸前まで話を持ち掛けられていたそうで、危うく不適切な工事をさせられるところでした。

お客様とご相談し、今回では弊社で無駄な費用を省くためにも足場組み無しで【棟積み直し工事・ガイドライン工法】で工事を進める形となりました。

全ての訪問販売業者が悪いとは思いませんが、ほとんどがこういった無知で営利目的のみの業者がほとんどです。

さておき、さっそく本題の工事に移りたいと思います。

~工事中・後~

既設の棟を解体していきます。残土や汚泥などは綺麗に撤去処分しておきます。

新たに(棟用耐震金具)を屋根躯体に設置していきます。近年起こりうる突発的な地震に備えてしっかりとした工事をしておきます。同時に耐震金具へ桟木(野縁)を固定し、下準備は完了です。

セッティングしておいた水糸に合わせ、熨斗瓦を積んでいきます。水糸は熨斗瓦の水平、ライン、勾配などが狂わないようにするための基準線となります。

今回ではガイドライン工法ということもあり、番線(銅線)が棟外部に一切露出しない工法となります。そうすることによって従来工法の最大の泣き所でもある酸性雨による番線切れを排除する画期的な工法です。

熨斗瓦を対面同士でお互いに緊結しておきます。最終的に棟内部に埋まる形になりますので仕上がり時には一切見えなくなります。(非露出)

まっすぐ綺麗に積めていますね。熨斗瓦がガタついていたり、曲がっていたりしては非常に恰好悪いですのでしっかり丁寧に仕上げていきます。

無事に工事完了しました。

写真でも分かるように、施工前にあった番線が外部に一切露出していません。内部で熨斗瓦を全緊結し、棟頂点にある丸瓦はあらかじめ設置しておいた桟木に防水パッキン付きビスで固定し完成となります。

お客様も仕上がりの写真をご覧になり、大変安心されていました。上屋という高い位置ですので、今後なるべくメンテナンス回数を減らしたいということで今回のガイドライン工法をお選びいただきました。

地元・上里町でお住いのお困りごとや訪問販売業者に言い寄られてきた場合などありましたら、弊社までお気軽にご相談下さい。内容の大小に関わらずどんな些細な事でも構いません。

 

 

(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!

弊社では、無理な営業は一切しておりません。必要のない工事を勧めたりも致しません。

地元・上里町での住宅リフォームや住まいのお悩み事などがありましたら、(株)桜創建までお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

 

 

 

PAGE TOP