屋根棟積み直し工事(和瓦)

こちらでは経年劣化による屋根の棟部分の積み直し工事を行います。
 
工事前



屋根を拝見させていただいたところ、そこまで大きなズレなどはないのですが、かといって築年数的に漆喰工事だけでは不安が残る(将来的に崩れたりしないか)ということで今回では棟部分の積み直し工事(既設の棟を一度崩して新しく積み直す)を行うことになりました。古くなってくると棟の土台に使用されている屋根土が痩せて耐震強度が著しく低下します、地震などの災害が起きた時に建物が激しく揺れ、同時に屋根瓦も影響を受けます。
 
工事中




こちらの屋根では珍しく同じ建物で2色の屋根瓦を使用されており、ねずみ色をした瓦を【いぶし】、赤い瓦を【光褐(こうかつ)】と呼びます。棟の中に度々使用しているのが【なんばん漆喰】と呼ばれるもので、従来の屋根土+漆喰の二工程に比べ一度の工事で仕上げられるので非常に画期的です。加えて耐震性、防水性も良いので近年では瓦屋根工事においては主流になっています。
 
工事後



無事に工事が完了しました。この【棟】は熟練した職人でないとなかなか簡単には出来ない作業です。【熨斗(のし)】と呼ばれる小さい小幅状の瓦をなんばん漆喰を絡めながら一枚一枚積み上げていくのですが、積んだ棟のラインや水平など少しの妥協や経験不足でシビアに良し悪しがはっきり出てしまいます。せっかく積んでもガタガタになってしまっては本末転倒ですね。
弊社では10年以上のキャリアを持つ職人さんが多数在籍しておりますので安心してお任せください。
 
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