メンテナンス時期

屋根

屋根の劣化状況は、地上から遠目で見たり業者に調査してもらったりするのが一般的です。
屋根の塗装や補修を検討する劣化には、以下のような症状があります。

色あせ

色あせとは当初の屋根の色からくすんだように変色した状態をさします。スレート、トタン、ガルバリウム、セメント瓦といった、屋根材に対し塗装をしているすべての屋根で発生します。
色あせは塗膜の劣化が始まった証拠ですが、初期的な段階でありすぐに処置をしなくても問題がない症状です。色あせや艶引けなどが見つかったら、定期的に状態を把握して劣化の進行状況をチェックしましょう。

コケ・カビ

コケやカビは美観を損なうほかに悪臭を放つといった影響を及ぼすので早めに対処したいものです。コケやカビはおもにセメント瓦やスレート材(コロニアルなど)の屋根材で発生しやすく、コケやカビは高圧洗浄で除去できる場合があります。放っておくと劣化の進行を早めてしまいます。

塗膜の剥がれ

塗膜の剥がれとは、屋根の塗装が剥がれることです。長年の劣化のほか、施工不良でも発生する傾向があります。スレート、トタン、ガルバリウム、セメント瓦など、塗装をするすべての屋根で発生します。
塗膜が大きく剥がれ落ちている場合は、外壁材が劣化して補修費用が増えるため早めの塗装が必要です。

錆び

錆びは、屋根の一部または全体が腐食した状態です。トタンやガルバリウムなどの金属素材でのみ発生します。錆びは、進行すると屋根材に穴をあけてしまうので、見つけたら早急に塗装をしましょう。

屋根材の破損

漆喰の劣化や瓦の破損、雨漏りなどをさします。屋根材の破損はすべての屋根で発生します。特に、耐久性が低いセメント瓦やスレート屋根で起こりやすいでしょう。屋根の破損が発生すると塗装では対処できませんので、急いで屋根材の補修や交換を行いましょう。

外壁

年数
外壁のメンテナンスは10年が目安です。 新築の外壁には費用を抑えるために耐用年数が7年~15年までの塗料が使われることがほとんどです。 そのため、10年前後で外壁のメンテナンスをするのが望ましいでしょう。
劣化状況

チョーキング

チョーキング現象は「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁を指で触った時に白い粉がつくことをいいます。白い粉の正体は、雨や紫外線によって塗料の中の合成樹脂が分解され、顔料が粉状になって塗装表面に現れたものです。
外壁塗装は建物の美観に関わるだけではなく、紫外線や雨風から建物を保護する役割も果たします。また、使用する塗料によっては防水や防カビなどの機能でもって家を守ることが可能です。外壁は一度塗装すればずっと持続するわけではなく、年月とともにダメージを受けてさまざまな劣化現象が起こるため、塗装面の塗り替えが必要になります。

クラック

クラックとは、外壁にできるひび割れを指します。
・髪の毛のように細長いひび割れ=内部への影響は少ないが早めの補修は必要
・地震などによって発生するひび割れ=危険度が高いため早急な補修が必要
・モルタル外壁でよく見られるひび割れ=水分が蒸発する際の乾燥によって発生
・塗装面の繋ぎ目の収縮によって発生するひび割れ=外壁塗装を1度で仕上げることで予防できる
上記の補修が必要な場合は弊社へご相談下さい。

シーリング

補修時期の目安は5年~10年です。ただし、年数を基準とするよりも劣化状況に応じて補修を行ったほうが無駄なく工事ができるでしょう。劣化状況には以下のような例があります。
・外壁のシーリングがひび割れている
・外壁とシーリングのあいだに隙間ができている
・シーリングの割れ目から下地が見えている
・シーリングが完全に剥がれ落ちている
・シーリング部分の塗装が黒くにじんでいる「ブリード現象」
上記の現象が確認できた場合はコーキングの補修が必要です。弊社へご相談下さい。

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