
寄居町で、屋根の葺き直し工事を行いました。

お客様より、「近所の方から、屋根の瓦がズレていると言われた」とおっしゃっており、屋根の異常に気付いたそうです。
既設瓦は、陶器瓦(モニエース40)で、確かに激しく瓦がズレていたと思われるような埃の跡がくっきり残っています。


どうやら、原因としては、大棟付近の勝手瓦が緊結されておらず、経年劣化によりズレてしまったようです。
施工当時、「なんばん漆喰の重みで動かないから大丈夫だ」などと、安易な発想でしっかり固定しなかったのでしょう。
案の定、年数が経ち、ズレてしまったという経緯になります。いわゆる手抜き工事ってやつですね。かろうじて、防水シートで室内への漏水は防げていたようですが、いずれにしてもこのままでは被害が大きくなってしまうので、早急に対応したいと思います。
~工事中・後~


瓦を剥がしてみると、やはり想定通りの状態になっていました。
桟木が朽ちてしまい、瓦をしっかり固定するものが無くなり、ズレてしまったようです。雨水が侵入した形跡もあり、非常に危険な状態でした。


古い下地を撤去し、新しく防水シートや下地処理を行いました。幸いにも、小規模の漏水でしたので、今回では必要な範囲のみ葺き直していきます。



剥がした瓦を元の位置に葺き直しつつ、今回の原因でもある勝手瓦の未緊結部に下穴を開け、ビスでしっかり固定します。
なんばん漆喰の重みだけで、大地震の揺れは防ぐことは出来ません。こういった見えない箇所こそ、丁寧に行わなくてはなりません。



葺き直しに必要な作業も行い、無事に工事完了しました。
これでもう瓦がズレてくることもありませんので、ひと安心ですね。
いかがだったでしょうか?
葺き直しは、瓦ならではの工事で、今回のように必要な範囲だけ行うことも可能ですので、過度な工事を行う必要もありません。

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