寄居町で屋根から雨漏りしているお住いの修繕工事を行いました。
お客様より「ここ最近のゲリラ豪雨により、玄関上の下屋から雨漏りしてしまった」とのお問い合わせをいただきました。
既設屋根は和瓦で、外観を見る限り明らかな異常は無いように見受けられます。しかし、雨漏りというのはいろんなケースがあり、今回のような【内部的要因】の場合には、近年主流ともなっているドローンでの空撮だけでは、内部的要因までは把握することが出来ないでしょう。
なので、しっかり屋根まで登り、確認していきたいと思います。
瓦を数枚剥がしてみたところ、もっともらしい原因がありました。
既存のルーフィングが経年劣化により剥がれており、ところどころ穴が開いていました。これでは、横殴りの強い雨の際には瓦の中に吹き込んでしまい、たちまち雨漏りを引き起こしてしまうでしょう。
屋根からの雨漏りで特に多いのが、今回のような(下葺き材の劣化によるもの)が多く挙げられています。
屋根材はあくまで一次防水であり、その下に位置する防水シートが二次防水と呼ばれるものとなります。二次防水を超えてしまった場合に、初めて室内への漏水が発生する…といった状況ですね。
いずれにせよ、このまま放置するわけにもいきませんので、今回では範囲を必要最低限に絞りつつ、葺き直し工事を行っていきたいと思います。
~工事中・後~
既設屋根材を剥がし、下葺き材も含め清掃していきます。
こうやって剥がしてみてみると、下葺き材がかなり劣化しているのが分かりますね。今まで本当に雨漏りしていなかったのかな?と思わず疑ってしまいたくなるような状況でした。
防水の要でもある、ルーフィングをしっかり貼り防水効果を高めていきます。
ルーフィングにも様々なグレードがありますが、こういった雨漏りしている屋根の場合には、最低でも上記ルーフィングのような改質アスファルトルーフィングを採用してあげた方が良いでしょう。
瓦の規格に合わせ、瓦桟を打ち付けていきます。
万が一、雨が侵入しても軒先方向へ速やかに排出出来るよう、キズリ(縦桟とも呼ぶ)を流しておくと、より防水効果が高まります。
あとは、あらかじめ剥がしておいた瓦を元に戻せば葺き直しの完了となります。
その他にも雨漏りに有効な(葺き替え工事)がありますが、廃材処分費や新規屋根材分のコストが掛かってくるので、(費用を抑えたい)あるいは、(今の景観を残したい)という方には、今回のような葺き直し工事をお勧めします。
いかがだったでしょうか?
7月~10月頃に掛けて、急な夕立やゲリラ雷雨などが多発する時期となります。厄介さで言えば、梅雨時期より悪いかもしれませんね。
現在雨漏りでお悩みの方や、過去に屋根のメンテナンスを一度もしたことが無い…といった方は、お気軽にご相談下さい!
(株)桜創建では屋根工事各種・外壁(塗装)工事・その他総合リフォームなどを中心に活動しておりますので些細なお悩み事でも構いませんので、お気軽にご相談ください!
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